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書を捨てよ、ビデオ観よう。
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ゴーストインフェルノ
DARK TOWER

1987年
アメリカ映画
90分

〔監督〕ケン・バーネット (フレディ・フランシス)
〔製作〕ジョン・R・ボウイ /デヴィッド・M・ウィッツ 〔製作総指揮〕サンディ・ハワード/トム・フォックス/ケン・ウィーダーホーン
〔原案〕ロバート・J・アヴレッチ 〔脚本〕ケン・ウィーダーホーン/ロバート・J・アヴレッチ/ケン・ブラックウェル
〔撮影〕ゴードン・ヘイマン 〔音楽〕ステイシー・ワイドリッツ
〔出演〕マイケル・モリアーティ/ジェニー・アガター/キャロル・リンレー/セオドア・バイケル/アン・ロックハート/ケヴィン・マッカーシー


ゴーストインフェルノ ビデオジャケット


ビデオジャケットの紹介文は次のように書き始められている。

「ドクター・モローの島」、「メテオ」などの恐怖映画のプロデューサーとして有名な、サンディ・ハワードが贈る、新たなる衝撃!


製作総指揮のサンディ・ハワードのネームバリューで押し切ろうという配給元パック・イン・ビデオの営業手腕が見て取れる紹介文である。

確かに、名の知れない映画のビデオ配給には苦労もひとしおなのだろう・・・、そんな配給会社の思惑の影で、ひっそり製作総指揮と脚本にクレジットされているのはケン・ウィーダーホーンだった。

だから、私は次のように、紹介文を書き始めようと思う。

「ゲシュタポ卍死霊軍団/カリブゾンビ」、「バタリアン2」など、フィルモグラフィーそのまんま黒歴史な監督として有名なケン・ウィーダーホーンが贈る。新たなる不発弾!



舞台はスペインのバルセロナ。ゴーストインフェルノ ワンシーン

不審死が多発する高層ビル ユニコ・プラザの謎を、警備主任(マイケル・モリアティ)が調べていく・・・すると、そのビルで殺害された亡霊の怨念が関わっていることが明らかに・・・というサンスペンス風のゴーストホラーである。

とにかく説明不足で、押しの弱い冗長な演出が、観る者容赦なくを突き放す。

「我慢できねぇなら観ないでもらってかまわねぇ。」という職人的姿勢と逆に評価することもできるかもしれない。

しかし、我慢して最後までお付き合いしたところで、とうてい割りに合わないのがケン・ウィーダーホーン品質。

すべてが期待する水準以下で展開するストーリーは、2倍速再生くらいで鑑賞するのが丁度いい。




▲ジェニー・アガターVS怪談壁抜け男


ゴーストインフェルノ ビデオテープ


 
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ネタバレ、下品な表現があります。
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