書を捨てよ、ビデオ観よう。
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深海からの侵略者サラマンダ
THE INTRUDER WITHIN
1980年
アメリカ映画
96分
〔監督〕ピーター・カーター
〔製作〕ニール・T・マフェオ 〔脚本〕エド・ウォーターズ 〔撮影〕ジェームズ・パーゴラ 〔音楽〕ギル・メレ
〔出演〕チャド・エヴェレット/ジョセフ・ボトムズ/ジェニファー・ウォーレン/ロックニ・ターキントン/リンダ・メイソン・グリーン/ポール・ラーソン
海上油田基地でアゴのしゃくれた猪木風エイリアンもどきが出現し、「シャ、来いコノヤロ~。」と作業員を襲うバケモノ映画。
しかもバケモノが活躍するのはラスト10分!・・・じらしすぎです。
ようは『エイリアン』を模倣したありがちC級映画。
どうせパクるんだったら突拍子もない方向に飛躍させればいいのに、どのシーンも実にアッサリしている。
バケモノの神経毒に侵された作業員が女性スタッフをレイプするシーンでは、服一つ破けずアッサリ別の場面に切り替わってしまう。
レイプされた後の女性もしっかり服を着ており、ポロリのポの字もない。
この点は「おっぱいの有無でC級映画の評価は決する」という自論をもつ(?)、僕としてはかなりのマイナスポイントである。
また、レイプされた女性がバケモノを出産するシーンも実にアッサリしている。
「体が裂けてバケモノ出現!」という相当な見どころにもかかわらず、その様子をカーテン越しのシルエットで表現するというアッサリさ。
しかし、この演出があまりにアッサリしているため、逆にインパクト大のワンシーンになっている。
バケモノが女性から出てくるシルエットの表現がヘタクソで、なんだか女性からバケモノが幽体離脱してるみたいなのだ。
お笑い芸人ザたっちの「幽体離脱~。」と大差ない演出である。
まぁいきなり女性から成人男性並みの大きさのバケモノが出現するなんてムチャクチャなシーンをうまく撮ること自体、無理難題であるから仕方ない※。
しかし、アッサリとした演出も極まると面白いなぁ、と妙に感心させれたもんだ。
そんなわけで、突如として現れる、この「幽体離脱シーン」は本作中の最大にして唯一の見どころである。
ここ以外に観るべきシーンは特にない。
※ちなみに僕が知ってる中では、女性が成人男性が出産するような映画は『エクストロ』と『牛頭』くらいである。本作を含めて「成人男性出産 三部作」として後の世まで語り継いでいくべきである。…とは思ってない。
▲幽体離脱じゃないよ
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ネタバレ、下品な表現があります。
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