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手首切断!悪魔のゾンビノイド
DEMONOID

1981年
アメリカ/メキシコ映画
85分

〔監督・製作・脚本〕アルフレッド・ザカリアス
〔製作総指揮〕ミゲル・ザカリアス 〔脚本〕デヴィッド・リー・フェイン/F・アモス・パウエル
〔撮影〕アレックス・フィリップス・Jr〔音楽〕リチャード・ギリス
〔出演〕サマンサ・エッガー/スチュアート・ホイットマン/ロイ・キャメロン・ジェンソン/ナルシソ・バスケッツ/エリカ・カールソン/ルー・サンダース/ハジ・キャット

手首切断!悪魔のゾンビノイド ビデオジャケット


あんまりにもムチャクチャな邦題だったので全く期待せずに鑑賞したところ

意外や意外の良作でビックリさせられたのがこの映画である。


南米の遺跡から発掘された謎の遺物…それは凶悪な悪魔を封印した箱だった。

酔った勢いで考古学者がその封印を解いてしまったからサァ大変!

人間の手に憑依するという一風変わった悪魔が大騒動を巻き起こす。

考古学者の妻は、なんとか悪魔を食い止めようとするが・・・。



爆破シーンあり、銃撃戦あり、カーチェイスあり、ポロリあり、…とツボはしっかりと押さえてあり

そこに焼死体復活や手首切断などの適度なホラー演出が小気味よく挿入され、飽きが来ない。

手首切断の憂き目にあう被害者も、医者や警官など個性豊かな面々で楽しませてくれる。

また、悪魔に憑依された警官が神父を相手にジムでスパーリングを行うなど、おもしろシーンも各所にちりばめられているあたりが心憎い。

しかも舞台として南米の遺跡やカジノなど、風光明媚なロケ地を用意する制作サイドの心意気も素晴らしいじゃないか。

主人公である考古学者の妻は、夫を失ってもダラダラ感傷にひたることなく悪魔退治のためにサクっと行動するので、全体的にテンポ良く進む印象も受ける。

さらに影の主役、悪魔のハンド。これがまた魅力的に演出され、一言もしゃべらない手首切断状態でも、がんばって主人公を追い回す姿を観てると、なんだか可愛く思えてくるのものだから不思議である。

こうして思い出しているだけでも、ついニンマリしてしまう。・・・本作はそんな映画である。

とにかく細かいことは気にせず、ビールを片手に仲間とヤジを飛ばしながら、まったり鑑賞するには最適な作品だ。

こういう娯楽映画はもっと評価されてしかるべきだと僕は思う。

マネキンのふり
▲マネキンの手になりすます悪魔



▲悪魔が車で逃亡してます。


※追記:悪魔の封印を解いたのは考古学者じゃなくて、酔いどれた炭鉱のオーナーでした。



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ネタバレ、下品な表現があります。
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