書を捨てよ、ビデオ観よう。
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バイオレンス帝国/ランド・オブ・ドゥーム
LAND OF DOOM
1985年
アメリカ映画
84分
友人のアベ氏といっしょに、我が家で「マッドマックス パクリ映画2本立て-イタリア映画VSアメリカ映画-」と称して鑑賞した映画の2本目が本作。
ちなみに1本目に観たのはイタリア映画『マッドライダー』である。
このアメリカ映画『バイオレンス帝国/ランド・オブ・ドゥーム』だが、美術の雰囲気からすると、『マッドマックス』よりも『北斗の拳』のような感じか。
敵の大ボスなんか『北斗の拳』に出てくるスペード様にクリソツである。
主人公は男性恐怖症の女戦士ハーモニー。
そして、もう一度人間の手で世界を再興することを夢見る理想主義の男アンダーソン。
この2人の主人公が絶望的に感情移入できない。
まず女戦士が男性恐怖症ということで、ゆきずりの相棒アンダーソンにツンツンした態度ばかりとる。
これが見てるとイライラしてくる。
また男性恐怖症と対応させてか、村を襲う野盗達が女性を襲うソフトレイプシーンがやたらと登場するのが印象的である。
まぁ作ってるやつらがスケベだってことだろう。
▲寝返りでそばに寄ってきた相棒を殺そうとするハーモニー姉さん
もう一人の主人公、人間社会復興を目指すアンダーソンも、とんだ詭弁野郎で鼻につく。
血の気の多いハーモニーに対し「略奪者になり下がるな!」とたしなめたか思えば、
通りかかった村が野盗に襲われているのを「どうしようもできないよ。」とか言いながらコソコソ隠れて・・・「この混乱にまぎれて野盗のバイクを盗もう!」などと言い出すのだ。
こんなヤカラが社会体制を復興させてもロクな世の中にはなりませんて。
で、肝心の映画のストーリーだが・・・そんなものはありません。はい。
この二人が荒廃した世界を敵から逃げてウロウロする。敵と戦う。ウロウロする。敵と戦う…というのを延々と繰り返すだけの気が遠くなるほど退屈な映画である。
このリピート攻撃に僕はすっかりノックアウトされてしまい、文字どおり気が遠くなって、完全に寝てしまったのであった…。
次に意識が戻ってきたのはエンドロール。そこでずっと観ていたアベ氏に感想を聞いてみた。
「この映画どうなった?」
「何一つ解決しないで終わったよ。」
「え?マジで?何も解決しないの?」
「しいて言うならば、女戦士の男性恐怖症が治るくらいだね。」
「マジかよ・・・」
「おぅ、それじゃ俺帰るわ。」
と映画の余韻もなく解散になったのだった。
その後一応、改めて最後まで観たが、かなりの苦痛だった。
一応ラストは申し訳程度に、敵陣からの脱出劇という見せ場らしきもがあるにはある。
・・・しかし敵の大ボスや腹心など退治せず、解決したのは本当に女戦士の男性恐怖症のみだった。
他に気づいたことと言えば、全編を通して汚えハゲ散らかしたオッサンがなぜか執拗に多数登場するってことくらいか。
本当に、どうしよーもないハゲ映画である。
・・・とういうわけで今回の「マッドマックス パクリ映画2本立て-イタリア映画VSアメリカ映画-」
結果として、良くも悪くも終始予想外な展開で楽しませてくれたイタリア映画の『マッドライダー』に軍配が上がったのだった。
▲本作で唯一面白かったシーン。…ストーリーに全く関係ないですが。
【関連作品】
『マッドライダー』紹介ページへ(EXTERMINATORS OF THE YEAR 3000)
LAND OF DOOM
1985年
アメリカ映画
84分
〔監督・製作〕ピーター・マリス
〔製作〕サニー・ヴェスト 〔脚本〕クレイグ・ランド 〔撮影〕オーハン・カパイ 〔音楽〕マーク・ガヴァナー
〔出演〕デボラ・レナード/ギャリック・ダウェン/ダニエル・レイデル
友人のアベ氏といっしょに、我が家で「マッドマックス パクリ映画2本立て-イタリア映画VSアメリカ映画-」と称して鑑賞した映画の2本目が本作。
ちなみに1本目に観たのはイタリア映画『マッドライダー』である。
このアメリカ映画『バイオレンス帝国/ランド・オブ・ドゥーム』だが、美術の雰囲気からすると、『マッドマックス』よりも『北斗の拳』のような感じか。
敵の大ボスなんか『北斗の拳』に出てくるスペード様にクリソツである。
主人公は男性恐怖症の女戦士ハーモニー。
そして、もう一度人間の手で世界を再興することを夢見る理想主義の男アンダーソン。
この2人の主人公が絶望的に感情移入できない。
まず女戦士が男性恐怖症ということで、ゆきずりの相棒アンダーソンにツンツンした態度ばかりとる。
これが見てるとイライラしてくる。
また男性恐怖症と対応させてか、村を襲う野盗達が女性を襲うソフトレイプシーンがやたらと登場するのが印象的である。
まぁ作ってるやつらがスケベだってことだろう。
▲寝返りでそばに寄ってきた相棒を殺そうとするハーモニー姉さん
もう一人の主人公、人間社会復興を目指すアンダーソンも、とんだ詭弁野郎で鼻につく。
血の気の多いハーモニーに対し「略奪者になり下がるな!」とたしなめたか思えば、
通りかかった村が野盗に襲われているのを「どうしようもできないよ。」とか言いながらコソコソ隠れて・・・「この混乱にまぎれて野盗のバイクを盗もう!」などと言い出すのだ。
こんなヤカラが社会体制を復興させてもロクな世の中にはなりませんて。
で、肝心の映画のストーリーだが・・・そんなものはありません。はい。
この二人が荒廃した世界を敵から逃げてウロウロする。敵と戦う。ウロウロする。敵と戦う…というのを延々と繰り返すだけの気が遠くなるほど退屈な映画である。
このリピート攻撃に僕はすっかりノックアウトされてしまい、文字どおり気が遠くなって、完全に寝てしまったのであった…。
次に意識が戻ってきたのはエンドロール。そこでずっと観ていたアベ氏に感想を聞いてみた。
「この映画どうなった?」
「何一つ解決しないで終わったよ。」
「え?マジで?何も解決しないの?」
「しいて言うならば、女戦士の男性恐怖症が治るくらいだね。」
「マジかよ・・・」
「おぅ、それじゃ俺帰るわ。」
と映画の余韻もなく解散になったのだった。
その後一応、改めて最後まで観たが、かなりの苦痛だった。
一応ラストは申し訳程度に、敵陣からの脱出劇という見せ場らしきもがあるにはある。
・・・しかし敵の大ボスや腹心など退治せず、解決したのは本当に女戦士の男性恐怖症のみだった。
他に気づいたことと言えば、全編を通して汚えハゲ散らかしたオッサンがなぜか執拗に多数登場するってことくらいか。
本当に、どうしよーもないハゲ映画である。
・・・とういうわけで今回の「マッドマックス パクリ映画2本立て-イタリア映画VSアメリカ映画-」
結果として、良くも悪くも終始予想外な展開で楽しませてくれたイタリア映画の『マッドライダー』に軍配が上がったのだった。
▲本作で唯一面白かったシーン。…ストーリーに全く関係ないですが。
【関連作品】
『マッドライダー』紹介ページへ(EXTERMINATORS OF THE YEAR 3000)
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ネタバレ、下品な表現があります。
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